テストステロンと5αリダクターゼが結合する事により
ジヒドロテストステロン(DHT)という男性型脱毛症(AGA)の原因物質を発生させてしまいます。
このジヒドロテストステロン(DHT)が毛乳頭細胞内のレセプター(受容体)に結びつくことで
毛母細胞のアポトーシス(細胞の自然死)を促すシグナルが出され、
毛周期が退行期へと誘導されてしまうことがAGAの直接の原因となります。
一般的によく言われているのがテストステロンが減らす事で
5αリダクターゼとの結合も減りジヒドロテストステロン(DHT)の発生も少なくなり
AGAが改善されるよう言われておりますが、どうやらこの考え方は間違えているみたいです!
実際にはテストステロンが減少する事により、毛乳頭にあるレセプター(受容体)に
DHTが結合しやすくなってしまうらしいのです!
毛乳頭細胞内にあるアンドロゲンレセプターに結合できるのは、テストステロンとDHTで
テストステロンが結合すればAGAの作用は発生しない。
ちなみにテストステロンはDHTに対して圧倒的に数で勝っており、
その差はおよそ20倍ともいわれております。
対するDHTはテストステロンに比べてレセプター(受容体)に納まりやすく
テストステロンの13倍から30倍納まりやすいと言われています。
要するに基本的に数が多いテストステロンが減少してくることで
DHTが毛乳頭細胞内のレセプター(受容体)に納まってしまい髪の成長が止まってしまうのです!
テストステロンを増やす方法
それでは実際にテストステロンを増やす方法となります!
筋トレする
テストステロンを増やすには筋トレが有効的です!
筋トレすることで筋肉が肥大します。そしてその筋肉からさらに
テストステロンが分泌され、テストステロン値が上がると
さらに筋トレしたいと思うようになります!
睡眠の質を高める
良質な睡眠でテストステロンが分泌されますが
22〜翌2時はホルモン分泌が行われるゴールデンタイム。
この時間に寝ているかどうかはテストステロン数値に大きく影響します。
この時間帯にしっかり睡眠をとりましょう。
また睡眠不足だとテストステロン値が激減することがわかっており
5時間睡眠の時のテストステロンが10~15%下がるといわれております
睡眠は7~8時間取ることに心がけましょう!
ストレスを減らす
ストレスや疲労はテストステロンの大敵です!
ストレスを感じると精巣を刺激するホルモンが減少し、
テストステロンの分泌量が大幅に減ってしまうのです。
副交感神経が優位に働いている、リラックスしているときに、
テストステロンは分泌されているのです。
テストステロンを増やすと薄毛改善のまとめ
いかがでしたか。よく言われているテストステロンを減らすことで
薄毛が改善されているといったメカニズムは確かに違うのかもしれません!
一般的にはテストステロンは20代をピークに年々下がっていきます!
下がってくると同時に薄毛になっていく人が多いですよね!
もしテストステロンを減らすことで薄毛が改善するのであれば
年とともに髪の毛が濃くなってくるし
逆にテストステロンが多い20歳前後はみんな髪の毛が黒々元気の
説明ができないですもんね!
テストステロンを増やして薄毛を改善させましょう!